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お知らせCSR2019.09.17「防災ウィーク」の特集で紹介されました。

防災ウィークの先週、長野県内のテレビのニュース番組で当社の本館社屋が「地域住民の避難場所」として紹介されました。

・9月5日(木)18:00~  イブニング信州(NHK長野)
・9月6日(金)17:53~  news every.(テレビ信州)

NHK長野とテレビ信州のコラボによる防災特集で、豪雨による「ため池」決壊の危険に対する地域の備えの事例として、塩尻市の勝弦区の取り組みが紹介されたものです。区長が、この地域では一番高層な建物のある当社に、万が一の場合の避難場所の提供を依頼に来られた際の様子が放送されました。(写真はNHKの放送)

当社の前の県道を勝弦峠へ上って行く途中に、この「諏訪洞溜池(すわぼらためいけ)」があります。

同じ塩尻市内にある「みどり湖」については耐震調査の結果 危険性が高いと判明して、平成26年に地域住民に「ハザードマップ」が配布されました。当社ではそれをきっかけに、規模こそ違うものの(堤高は半分以下、貯水容量は1/10)同じアースダム形式で同年代に竣工している「諏訪洞溜池」も安全基準を下回っているものと見做し、防災対策の見直し・強化を行いました。

「諏訪洞溜池」は、規模が小さいため「防災重点ため池」に選定されておらず「ハザードマップ」は作成されていなかったため、従業員には「洪水・土砂災害ハザードマップ」を自社向けに加工したものを配布すると同時に、みどり湖のハザードマップを参考に、距離・貯水量から「決壊後5分で50cm以上の浸水が発生する」と推測・仮定した上で、毎年6月の避難訓練時に全員集合して読み合わせを行い「決壊により浸水する危険性がある」ことを再認識する、という訓練を例年行って来ています。

昨年の西日本豪雨による災害で「防災重点ため池」に選定されていない溜池の決壊が甚大な被害をもたらしたことから、今年になって選定基準が変更になり「諏訪洞溜池」についても「ハザードマップ」の作成準備が進んでいるということで、発表され次第 社内でも周知・徹底をしたいと考えていますが、行政に頼るだけではなく、引き続き地域の皆さんと協力して 自主的な対策も講じていきたいと考えています。